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恵庭岳の夏道は、昨年の秋に砂防ダム工事で通行禁止となったため、隊長Oさんが工事現場の迂回ルートを公開し、以降そのルートが一般的となった。
砂防ダム工事が今年3月で完了し、以前の登山ルートが使える様になったようだ。 ようだと書いたのは、登山ポストが封印されていて、そのことから今後まだ駐車場などを整備する工事があるかも知れないと思ったから。 今回、我々の車は登山ポストの先、幅広の道を一番奥の砂防ダム近くまで進め、山側のスペースに停めた。 ここからだと工事前の駐車場からスタートするより、5分以上時間を稼げる感じだ。 登り始めて数分もかからず、迂回路との合流地点に出る。 ここは、最近多くの登山者が紹介している、今にも倒れそうな大岩のある場所だ。 その後、登山道に合流したり、風倒木のために作られた迂回路を通ったりして高度を上げて行くと、4合目からテープが頼りの雪道となる。 ただ、残雪は腐っていて、つぼ足では頻繁に埋まってストレスとなった。 それで5合目の先からスノーシューを履いた。 第1見晴台の岩場だけ雪がなく、スノーシューの歯がガリガリと音をたてていたが、岩場を越えるとまたたっぷりの残雪で、それは頂上まで続いていた。
第2見晴台からスノーシューをザックにくくりつけつぼ足で頂上へ。 この区間は、Sさんと二人で登った4月22日のスノーシューの跡と、前日と思われるつぼ足の跡が残っていて、それらの跡を忠実にたどって頂上に立った。 今回は腐れ雪に大苦戦の恵庭岳夏道だったけれど、第1見晴台から先の眺望は、そんなストレスを吹き飛ばすほど視界が良くて、我々3名は素晴らしい!素晴らしい!の連呼だった。 山行記録 駐車スペース07:55→第1見晴台10:04→第2見晴台10:54→頂上11:48~12:20(昼食)→第2見晴台12:46→第1見晴台13:21→駐車スペース14:33 ![]() 登山口に向かう前、湖畔から樽前山をアップで。随分と雪解けが進んで斜面の縞模様が美しい ![]() 同じ所から、恵庭岳と右にまだ真っ白な漁岳 ![]() 写真の左下の先に数台停められるスペースがある ![]() 車道(登山道)から外れ、一番上の砂防ダムを越えるのがルートらしい ![]() 登山道に入って最初の岩場 ![]() 何時もこの大岩で登山開始の儀式? ![]() 4合目を越えると残雪が一気に増える ![]() 登り専用コースで。ロープはまだ殆ど埋まっていて使えない ![]() 第1見晴台到着。雪がなくてスノーシューがガチャガチャ音を立てる。左端に頂上岩塔 ![]() 第2見晴台で写真撮影中のSさん ![]() 第2見晴台からはつぼ足で。この斜面は雪が締まっていてスリップしないよう気を遣う。この区間は、埋まる事があっても安全の為にアイゼンを積極的に使うべきだと思う ![]() ビューポイントはもうすぐ ![]() ビューポイントから。羊蹄山の左に尻別岳、右にニセコアンヌプリがクッキリ ![]() 後ろのコズさんのためにステップを刻みながら難所を進むSさん。右端の西峰はまだ登るのが危険そう ![]() ルンゼを両手両足でよじ登るコズさん ![]() 中央に徳舜瞥やホロホロ山、右端のルスツのスキー場もクッキリ ![]() 徳舜瞥山、ホロホロ山をアップで、その手前に白老3山 ![]() 頂上到着 ![]() 風が弱く、樽前山の溶岩ドームから噴煙が真っ直ぐ昇っている ![]() コズさんは地元の恵庭市在住で山岳会に入っているけれど、頂上に立つのは初めてと驚きの告白 ▲
by tarumae-yama
| 2016-04-29 07:03
| 北海道100名山
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