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工藤志昇「利尻島から流れ流れて本屋になった」

30年以上前のことだが、利尻島で単身赴任生活を1年半送った身には、懐かしさもあって図書館から借りてきた本。

私が利尻島に赴任したのは平成5年のことで、著者はまだ小学校に入るかどうかの年齢だし、私は鴛泊で、彼は鬼脇に近いところに住んでいたようだから、多分接点はないと思うけれど、ともあれ、地元の中学校を卒業後、成績が良かった事もあり、高校は札幌で、大学は石川県の国立大学に入学したそうだ。

だが、文学関係の研究者になる目標は挫折し、兄の務めていた札幌の運送会社でアルバイトをしたりしつつ、今は三省堂の書店員として10年ほどになるらしい。

彼の子供時代の利尻での濃密な家族関係や友人達との交流、書店員としてのあれこれなど、クスッと笑わせる文章は、期待以上に面白いエッセイだった。

北大路公子の文章にどこか似た雰囲気だと思って読んでいたが、何と最後の解説文はその彼女が記していたから一寸可笑しかった。
北大路公子の本をこのところ立て続けに3冊読んだけれど、彼のエッセイはほっこりとして、彼女ほど悪乗り(?)していない。

なかなか適切な感想文が書けないのだが、どこか古里を愛しく思い出させる楽しめる本だと思う。↓
この本のレビューも、殆どの読者が好意的な感想を述べている。

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北大路公子「石の裏にも三年」は、日記風のスタイルで笑わせるエッセイだと思うけれど、さすがに3冊続けて読むと食傷気味でもうしばらくは良いかなと思う。工藤氏のこの本は、多分エッセイとして読者の期待を裏切らないと思う、私見だが


by tarumae-yama | 2025-08-12 07:21 | 日々の出来事 | Comments(0)
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