先日、多峰古峰山にGPSを3台持って登ったと記事にした。
何れもGARMIN社製で、etrex 20J、etrex LEGEND HCxと、3台の中では1番新しくて高性能なMAP64SJという機種。 スタート地点の林道ゲートで3台をリセットし、頂上で高度と移動距離を見比べるのが目的だっただけのことだが。 3台の表示を見ての感想は、登山に興味のある読者に任せようと思う。 ただ、高度表示については3台とも似たような値だから誤差範囲だが、移動距離についてはどうなのかとは思う。 初めてGPSを買ったのは、もう20数年前だろうか、パナソニック製だった。 これは緯度経度しか表示されないから、地形図が必要だったし、更にその地形図に予め細かく補助線を引いておくというとても面倒くさい作業が求められた。 GPSそのものも、衛星の補足に時間がかかり、せっかちは私にはその場でじっと立ち止まっていることがストレスだったし、電池の消耗も早くて予備のアルカリ電池が必要だった。 ものすごく高額だったけれど、全く使い物にならない代物だった。 次に購入したのはエンペックス社製だったけれど、これも実用にはほど遠かった。 結局、3台目のGARMIN社のGPSでようやく使えると感じた。 ただ、当時のGPSは米国の軍事上の理由から、位置情報の誤差が100m程度と大きく、沢や密生した森の中では信号をロストすることが多かった。 エンペックスのGPSはどうしたのか忘れてしまったが、ようやく実用になったGARMIN社の物は、鹿撃ちで使うという秋田市の男性にネットを通して売却。 次のMAP60CSxは、本体とSDに入った地形図で10万円を超える高額商品だったけれど、これは大型カラー液晶を採用し、多機能かつ高性能なGPSで大満足だった。 そして、GARMIN社のヒット商品になった。 この機種は、山友のASさんに譲ったけれど、彼女は今でも大事に使ってくれている様子。 私のGPS購入の動機は、道に迷ったときに軌跡を使ってスタート地点まで確実に戻るためだが、昔、支笏湖の外輪を一周しようとしたとき、フリーソフトで有名な「カシミール3D」の地形図上の要所要所にポイントを登録し、それをGPSにダウンロードして登った時、その有用さにしみじみ買って良かったと思ったものだ。 それでも、ルート上に支尾根が複雑に入り組んでいると、そこまで密にポイントを登録していなかったから、目指す尾根ではないところを下りたりのミスをやってしまったけれど。 外輪一周を終えた今、支笏湖周辺の山を歩いている分にはGPSを持ち出すことはまずなくなった。 山の経験が浅い人ほどスマホに地図アプリを入れているし、目的の山が初登だとしても、ヤマップなどに報告が挙がっている限りその軌跡を利用することで何の迷いもなく目的地まで行ける。 スマホのGPSの精度や安定性・信頼性がどの程度のものか、山にスマホを持って行かない私には分からないけれど、すでにスマホがGPSに取って代わっているのは間違いないと思う。 標高663mを表示。この山の標高が661mで正確なら、積雪が1m以上あるから素晴らしい数値だろう。ただ移動距離が左のGPSより200m以上多め。どちらがより正確なのか?
by tarumae-yama
| 2019-03-25 07:47
| アウトドア
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