山友のAさんに誘われ、昨日、札幌での板倉竹香のヴァイオリンリサイタルに行ってきた。
Aさんは、昨年「キタラ」で、札幌交響楽団と共演したチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴いて甚く感動したらしい。 第1楽章が終了した途端盛大な拍手が起こったと言うから、Aさん同様その時の聴衆も、彼女の熱演に心揺すぶられたのだろう。 実は、そのコンサートにはAさんから声がかかり、彼にチケットケット購入をお願いして一緒するはずだった。 だが、9月5日のその日は台風21号の接近で、交通障害を心配した私はドタキャンをしてしまった。 蛇足だが、コンサート翌日の早朝、あの北海道胆振東部地震が発生した。 Aさんからまた板倉竹香の演奏会があるとの連絡があり、今回やっと一緒に聴くことが出来た。 札幌に行って驚いたのは、聴衆が70名くらいで一杯の、「カワイ札幌コンサートサロン」が会場だったこと。 更に、小さな子供を連れた母親が大多数で、私は場違いな所に来てしまったような居心地の悪さを感じた。 どうやら、ヴァイオリンの板倉嬢もピアノの渡部嬢も、子供達対象の講師もしているらしい。 だからなのか、まるで音楽教室の発表会の様な雰囲気だった。 だが、演奏は至極まっとうなもので、温かみを感じさせる素敵なリサイタルだった。 スメタナの「わが故郷より」やブラームスの「ヴァイオリンソナタ第1番」は、小さな子供には難しかったのではないかと思ったけれど、ショパンの「ノクターン」や、サン=サーンスの「序奏とロンドカプリチオーソ」、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」は有名な曲だから、音楽を習っている子供になら関心を持って聴けたのではと感じた。 個人的には、ショパンのノクターンの第20番「遺作」は、私達夫婦には特別な曲で、3年前お棺の中に妻の遺言通り「遺作」の楽譜を入れた。 元々ピアノ曲だから、レコードやCDでもう何千回と聴いた曲をヴァイオリン演奏で聴いた瞬間、鳥肌が立つほどの感情が走った。 涙腺がどっと緩んで、隣りに座っているAさんに気配を悟られないか気になった。 最後の「ツィゴイネルワイゼン」は、それまでの中庸な演奏と違い、格別輝いて聞こえた。 まるで、ジプシーの踊りのステップが目に浮かぶような、胸に響く感動的な演奏だった。 ジプシー音楽と言えば、天満敦子の演奏が大好きだが、板倉嬢も彼女を超える円熟した演奏家になってくれるなら嬉しい。 愛知県出身の板倉嬢だが、3年前に活動の拠点を札幌に移したそうだから、それも嬉しい。 ![]() ![]() 演奏曲目と二人のプロフィール
by tarumae-yama
| 2019-03-16 11:14
| 音楽
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