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風不死岳北尾根から、2019.1.27

登山者名簿から、今日の先行者は男女2名組と男性2名のパーティーが先行していると思っていた。
4名にしてはトレースが弱々しいのではと不思議だったのだが、私の勘違いで実際はNさんとKさんの2人のみだった。

新雪が案外深いから、スノーシューのクランポンの爪に歯ごたえを感じなくて、斜度がきつくなるとスリップすることが度々だった。
それでも、Nさん達に追いつくまでトレースを有難く使わせてもらった。

そこまでの間で腰まで埋まったのか、トレースに苦闘の跡がクッキリしている場所が3,4カ所あり、その苦闘ぶりを想像し知らず知らず涙腺が緩んだ。

今、幌平山やオコタンペ山などの報告がヤマップやヤマレコに沢山挙がっているけれど、週末しか登らない冬山に経験のまだ浅い登山者が、しっかりしたトレースを使っている限り、今回の風不死岳のようなラッセルのきつさは多分理解出来ないのだろうと思う(まあ、風不死岳クラスでラッセルの辛さを云々するのは甘すぎると思っているベテランはいるだろうけれど)。

このラッセルのしんどさを知っているからこそなのか、以前知人の女性から聞いて驚いたことがある。
恵庭岳で彼女が1人ラッセルに奮闘しているとき、追いついてきたソロの男性は、一定の間隔を保ったまま、休憩中も決して追いつこうとしなかったそうだ。

それは、冬の恵庭岳にソロで登るほどの男のやることなのかと思う。
見晴台で挨拶しても、一言のお礼もろくな挨拶も返さなかったと聞いて寒々とした気持ちになった。

風不死岳の山報告とは言えない話になってしまった(^^;)
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林道にトレースが延びていたが、先行者が4名にしては弱々しい踏み跡だと不思議に思った
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紋別岳がクッキリと見える
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腰まで埋まったのか、ラッセルに苦闘した跡が
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陽を浴びて樹氷がきらきらと輝いてとても奇麗
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丁度7合目で先行者に追いついた。Kさんと右に顔出しNGのNさん
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正面に恵庭岳、頂上の雲はついに取れなかった
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もう少しで樽前山が見えるようになるのだが、ここは膝までのラッセル
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Nさん
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Kさん
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Kさんから赤辛鍋をご馳走になった
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昼食後、下山開始
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中央付近の樹氷が陽を浴びて輝き、息を飲むほど感動的な光景だった
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無事下山。下山は1時間48分だった


by tarumae-yama | 2019-01-28 14:20 | 北海道100名山 | Comments(2)
Commented by なお at 2019-01-30 18:09 x
冬の風不死も樹氷や支笏湖が見れて、冬に登りたい山の1つになりましたが、きつそうですね。
夏とは全然違いますね。
Commented by tarumae-yama at 2019-01-30 22:49
なおさん
コメントを有り難うございます。
夏なら北尾根から2時間かからず頂上に立てますが、冬は雪の状態次第ですね。
今日のヤマレコを見ると、山を全般的に遊び尽くしたと自己紹介している47歳の男性が、4時間9分かかって風不死岳に登ったようです。
8合目からはももから腰ラッセル、場所によっては胸まで埋まりピッケルで雪を崩しながら・・・と書いています。
ソロだったようで、いくらベテランで体力があっても苦労した様子がうかがわれます。
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