恵庭岳は今年だけでも今回を含め19回登っている。
もっとも、自主捜索や悪天で頂上まで行っていないものも含めてだが。 その山行の全てについてブログで報告しているから、今回書き加えるようなことは格別ない。 ただ驚くのは、3年前の滑落事故や今年7月の遭難事故を受けて、おびただしいテープや進入禁止のロープが張られたのにもかかわらず、相変わらず道迷いが多いらしい。 今回も途中でソロの男性が、屈曲点にあるロープをくぐって?コースを外れ、急斜面の前で思案中だった所を我々が声をかけた。 第2見晴台で話しをした女性も、以前、スタート直後に爆裂火口への沢を進み、携帯で知人の指示を受けて戻ったそうだ。 恵庭岳を数え切れない程登っているSさんの話でも、間違いと気づかないままコースを外れて進む登山者を何度も目撃しているとのこと。 それも、遭難事故で対策が取られた後の最近の話らしい。 これから落葉や降雪で登山道が隠されるし、日没が早くなるので、単独で初めて恵庭岳に登るという登山者は、特に気をつけて登って欲しいと切に思う。自戒を込めて。 樽前山がすっかり雪化粧。恵庭岳に向かう途中湖岸の道路から スタート直後のこの辺の紅葉はまだまだ見頃 M夫人とSさん 左に大きく曲がる所をロープを越えて真っ直ぐ進んだソロの男性。コースを外したことにまだ気がついていないようだ。声をかけて登山道に戻ってもらう テープが乱打されているから、確認しながら歩けば間違いようがないと思うのだが・・・ 登り専用ロープ場。まだ氷結していなくて登山靴だけで大丈夫 第1見晴台へ笑顔で登ってきたOBATAさん。駐車場でSさんや私の車を見て我々が登っていると分かっていたようだ 第2見晴台で記念撮影 自撮りしているOBATAさんを撮影 第2見晴台でSさんとOBATAさんは下山し、その先は3人だけで 羊蹄山をアップで、その右にニセコアンヌプリ 西峰の頂上に立つMさん、その下に夫人 西峰の頂上 西峰からジャンダルムへ ジャンダルムへの急な登り、チェーンアイゼンを着けた上枝を掴みながら 念願のジャンダルムの頂上に立ち、満面の笑顔のM夫人 頂上は狭いのでハイマツの枝を掴みながら慎重に下山
by tarumae-yama
| 2016-10-29 07:29
| 北海道100名山
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Comments(8)
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J
at 2016-10-29 15:06
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山におけるピンクテープの存在〜素人目線から〜
街路樹の剪定木の目印で見かけるピンクテープなので、 山の保守管理作業用と認識されているのかも知れません。 =登山者の私には関係ない!とか…。 私もtarumae-yamaさんのブログで初めて登山道の目印であると知りました。山間の道路脇にあるピンクテープも然りです。 身近にtarumae-yamaさんのようなベテラン山友がいらっしゃれば、そのような暗黙の知識も得られると思いますが… 行動派で獣道に近い登山道と認識できずに、気軽にチャレンジしてしまった方々には知りようがないのかな?とも思います。 恵庭岳は〜登山口も人工物があったりで警戒心が薄れそうな雰囲気ですし迫力満点なので、来たからには(公園感覚で…)ちょっと登ってみよう!とか、思っちゃうかも知れません。 tarumae-yamaさんのブログはステキな写真で山登りのきっかけから知識までイメージ化出来るので、とても勉強になります。 とは言っても、最大の時間と体力という自己問題で山登りには至っておりませんが…(笑) 只々、登山される方には下山まで…帰宅まで…楽しまれすよう願い、お祈りいたしております。 tarumae-yamaさんも冬山にむけて…季節の変わり目の風邪に気をつけてお過ごしくださいませ!! …で、ステキで楽しい山の写真を楽しみにしていまーーす! 長々とスミマセン、おじゃまいたしましたm(__)m
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tarumae-yama at 2016-10-29 17:19
Jさん
長いなが~いコメントを有り難うございます。 今日、紋別岳に登ってきたというM夫妻とランチバイキングでした。 その時、Jさんの事が話題に上りました。 私もそうですが、ルナさんはコメントをとても楽しみにしていると言っていました。 登山道で見かけるテープの意味を知らない登山者がいるという話を最近聞いたばかりです。 それを聞いてショックでした。 多分、進入禁止のロープの意味も分かっていない登山者がいるのかも知れませんね。 今、本当に登山ブームなのでしょうね。 山を始めたばかりという登山者によく会います。 25日の恵庭岳でも、若いカップルが登っていましたが、女性は登山を始めたばかりで、なおかつ最初の山が恵庭岳と言っていました。 随分疲れている様子でしたが、連れてくる男性に問題があると思いました。 何時かまた事故が起きないかと心配です。
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隊長O
at 2016-10-29 18:28
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tarumae-yamaさん こんばんは
道迷い防止ロープの意味も分かっていない登山者。 いるんですよね! 2ヶ月ほど前、登山口の駐車場でたまたま準備が同時にでき顔があった、「上まで行くんですか?」「はい、行きたいですが、大丈夫ですか?」「あたしも行くのでついてきますか」「はい」といううことで同行、結構早いので、先に行ってもらったら、屈曲点でロープをくぐって真直ぐ行こうとする、声をかけること数度、下山時もちょっと目を離すと全然違うところへ行こうとしている、結局、安全な所まで見守った。 話を聞いてみると、高尾山しか登ったことはない、札幌出張のついでに来たとのこと。 恵庭岳はそれだけ魅力があるということだと思うのですが、高尾山の小石ひとつ落ちていないような登山道と藪山の踏み跡程度の恵庭岳の登山道とはギャップがありすぎますね。 せめて、登山道をくぐったり、跨いだりする倒木を除去し登山道らしくすることが重要かも? 千歳山岳会だけに負担を求めるのも酷かもしれない、手伝ってくれて言われれば、手引き鋸しかないですが手伝いますよ。
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tarumae-yama at 2016-10-29 23:28
隊長Oさん
コメントを有り難うございます。 ロープをくぐって真っ直ぐ行く登山者がいるのですね。 一寸信じがたいですね。 ロープの意味を勘違いしてるのでしょうか。 明日、千歳山岳会が恵庭岳で清掃登山をすると聞いています。 ひょっとすると倒木の処理もしてくれるかも知れません。 私達の手引き鋸では、登山道上の倒木は太すぎて無理だと思います。 まだ数本切って欲しい倒木がありますが、おいおい処理してくれるのではないでしょうか。
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隊長O
at 2016-10-30 17:26
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tarumae-yamaさん こんばんは
千歳山岳会の恵庭岳で清掃登山 ごみの清掃ですか? 前から気になっているのですが、 第一見晴台の下のロープ場、浮石の清掃(除去)もやったいただければ、嬉しいですね。 上部の浮石が落下して溝の中を走れば逃げ場がないですからね。 山頂部も浮石の清掃やっていただければ事故防止に繋がりますよね。
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tarumae-yama at 2016-10-31 11:21
隊長Oさん
コメントを有り難うございます。 昨日、千歳山岳会のパーティは恵庭岳清掃登山の為に雪の中を登っていきました。 倒木の処理まではしないと言ってましたから、ゴミの清掃が主になるのかも知れません。 浮石の清掃(除去)は、前回ご一緒したときに隊長Oさんが黙々とされているのを見て感動しました。 次回登る時は私もやりたいと思っていますが、もう雪の下かも知れません。 その時は来春に。
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隊長O
at 2016-10-31 13:32
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来春、雪解け後の平日、他の登山者に当たらないよう見張りを立てる必要があります、総勢3人ならできると思います、簡易無線で連絡しあって、ロープ場上の浮石除去し、できれば、山頂もやりたいですね。
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tarumae-yama at 2016-10-31 18:39
隊長Oさん
コメントを有り難うございます。 来春の件、了解しました。 確かにロープ場の落石は頻繁で、実際私の同行者も落石が胸に当たりました。 幸いケガはなかったようですが、あそこは何時もハラハラします。 山頂もですか? 崩落で危険な山頂までやると、そのことで登山者が増えるのではと一寸心配です。 ともかく、隊長Oさんから声がかかれば協力します。
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