29日の夜小樽のAさんから電話があり、「明日、雪景色の樽前山へ撮影に行きたい」と言う。
ゲートが閉まっている事を伝えると他の山があれこれ出、結局洞爺湖の中島にある最高峰トーノシケヌプリに二人で登ることとなった。 この山の存在は、同じ千歳に住むayaGさんが今春登ったとブログにあり、知識としてはあった。 山名までは知らなかったが、Aさんがトーノシケヌプリだと教えてくれた。 洞爺湖温泉を8時30分発の船に乗った(乗船料往復1320円、所要時間25分)。 好天の土曜日だというのに乗ったのは私達2名のみ。 9時丁度、足に優しいウッドチップを敷き詰めた遊歩道を歩き始めた。 25分ほどで分岐に着き、左折してトーノシケヌプリに向かったが、道はとたんに枯れ葉に覆われた獣道状態。 標高は僅か454.8mしかないのだが、傾斜がきつく汗をかきながらジグを切ってもう30分。 歩き出して1時間かからず、細長く狭い頂上に到着。 樹木のために視界良好とは言い難いが、それでも落葉し始めた木々の間からそこそこの眺望が得られた。 30分ほどの休憩後下山開始、途中はっきりしない登山道にコース迷いをしたが、25分で「大平原」という植林跡に出た。 当初から下山後島を半周(ayaGさんのGPSと全く同じコース)する予定だったのでそのまま湖岸まで進み、そこで昼食を摂った。 その後もう1時間半歩いてスタート地点に戻ったが、鹿以外誰にも会わない静かな山と湖岸歩きであった。 11月から船は、運航するものの来春まで中島を経由しないとのこと。 我々はギリギリのタイミングで中島での登山と散策を楽しむことができ何ともラッキーだった。 桟橋を出、カラ松林の中のウッドチップを敷き詰めた遊歩道を進むAさん 途中、エゾシカの歓迎? 分岐から始まる登山道はフッキソウの中の獣道状態 頂上直下から洞爺湖、奥に温泉街と羊蹄山 登山道を見失うもののかまわず見当をつけて急斜面を下山するAさん 頂上から25分後「大平原」に到着、正面に羊蹄山 湖岸まで下りてここで昼食タイム 13時10分、スタート地点に到着、正面に昭和新山、右端に有珠山 帰りの船の上から、白鳥の見送りを受け正面にトーノシケヌプリ 帰路、支笏湖から夕陽に染まる風不死岳、左に前日登った紋別岳 同じ所から恵庭岳、この1枚はAさんが提供してくれたもの 全て写真の上でクリックすると大きくなります
by tarumae-yama
| 2010-10-31 16:59
| 登山
|
Comments(8)
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ぴよしろう
at 2010-10-31 19:27
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マニアックな山ですね。
船に乗ってから登山とは・・・。 たまにはこういう企画もおもしろいかもしれませんね。
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rpn-rierie at 2010-10-31 20:12
こんばんは。
洞爺湖中島でお会いした者です。早速遊びに来ました。 あの時は下山された後だったのですね。 午前中の方が、きっと空気も澄んでいたのでしょうね。 昼食タイムのお写真、ため息が出るほど美しいです。 それから、野生のシカに遭遇なんて羨ましい! 私はいつも売店横の檻の中のシカたちで我慢しています。 支笏湖の写真も素晴らしいですね。 私も洞爺駅近くの海岸で夕陽を見ました。 正直紅葉は今ひとつでしたが、お天気に恵まれよい一日でした。 私はフィルムで撮影したのでどんな写真が撮れているかまだわからないので、ドキドキですよ 笑 また遊びに来ます。 同じエキサイトだったのですね。 リンクいただいてよろしいですか?
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未来
at 2010-10-31 20:44
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樽前は、薄っすら雪が積もってキレイなのですが、もう登れないんですか?
写真が、どれも美しいですね。 秋の景色を堪能させていただきました。 特に1枚目は、ゴッホの油絵の様で、ほんとに写真なの?と見惚れてしまいました。 紅葉、もう終盤に入りましたね。
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tarumae-yama at 2010-10-31 22:57
ぴよしろさん
Aさんからは樽前が駄目ならペラリ山と言うことで一度は決まったのですが、直前にHYMLで登山道がひどい上ダニが何匹もとメールが流れたので洞爺湖の中島になりました。 船に乗ってと言うのは確かに北海道では利尻山以外になかったですね。
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tarumae-yama at 2010-10-31 23:04
rpn-rierieさん
コメントを有難うございました。 洞爺湖の紅葉はピークを過ぎていて残念でしたが、風もなく暖かくて良い天気でしたね。 鹿は他にも数頭見たのですが、もっともっと多いと思っていました。 かなり捕獲したようですね。 ハッセルで撮った写真、ブログにアップされるのを楽しみにしています。 ブログのリンクの件、有難うございます。 私の方もリンクさせて頂きます。
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tarumae-yama at 2010-11-01 10:56
未来さん
樽前山は正式には11月25日?にゲートを閉めるそうですから、倒木の処理等が済めばその間また車で7合目まで上がれると思います。 ただ、ゲートが閉まる冬期間は国道からスキーやスノーシューなどで7合目まで往復2,3時間余分に歩かなければなりません。 その上、7合目から上は強風や低温でカリカリに氷化した斜面になりますから条件によってはアイゼンやピッケルが必携の厳しい山になります。 今回も沢山の写真をアップしましたが、私も1枚目だけはそれなりに気に入っています。 今日も裏山を歩いてきましたが、一段と落葉が進んで確かに紅葉は終盤ですね。 明日からの風雨で一気に寂しい風景になるのでしょうか。
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すづき
at 2010-11-01 18:22
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トーノシケヌプリ はじめて聞きました。
写真を見て 素敵な所だなぁと思いました。 特に 1枚目の写真 まっすぐに伸びた木の間の遊歩道を歩く姿が なんともいえず その風景の中に行ってみたいと思いました。
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tarumae-yama at 2010-11-01 22:52
すづきさん
Aさんの提案で思いもかけない山に登りました。 今年はもう無理(船が接岸しない)ですが、来年にでもぜひどうぞ。 そのときは登山だけでは物足りないので湖岸を周遊される事をお勧めします。 私も1枚目の光景を目にしたとき素晴らしいと思いました。 カラマツの黄葉が何とも言えず良い感じでした。
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