カテゴリ:日々の出来事( 63 )

「罪の声」他

前日の続き。

「罪の声」は、1984年から1985年にかけ社会を震撼させた「グリコ・森永事件」をモデルにしたフィクション本。
だが、企業名や人物は仮名を使っているものの、事件そのものは事実に基づいているとのこと。
ただ、この事件は県警や警察庁のメンツをかけた大捜査にもかかわらず、犯人の検挙に至らず未解決のまま時効になっている。

小説では主役の記者の地道な調査で犯人の一人が分かり、そこから犯人グループの全容が解明されて一件落着。

どうも私のストーリーを説明する能力が、あまりにもお粗末すぎる(^_^;)
ネットであらすじを紹介しているブログを見つけたので、下記にリンクした。

青酸ソーダを混ぜたお菓子がばらまかれたことで、商店やスーパーからグリコ製品が撤去されたり、この事件を契機にキャラメルなどがフィルム包装されたそうだが、そんな時代背景を思い出しながら寝る時間を惜しんで読んだ。
わくわくさせられたとても面白い本だった。終盤では泣かされたけれど(^_^;)


「グッド・フライト、グッド・ナイト」は、イギリスの航空会社でボーイング747を操縦する機長が著者。

航空機に関する本が好きで、国内の機長が書いた本は何冊も読んだし、客室乗務員の機内でほろりとさせる内容の本や、乗客同士のトラブルなど面白おかしく書いた本はやはり何冊も読んだ。

日本国内の機長が出した本は、全般的にまじめというか堅苦しい印象を受けたが、「グッド・フライト、グッド・ナイト」はとても叙情的でロマンを感じた。

昔、何かの本で読んだが、パイロットは理系より文系の人の方が向いているそうだ。
この本を読むと、なるほどと納得してしまうほど文学的だ。
だが、初歩的な航空力学や航空気象学の解説があり、運航管理者や整備士など業務の紹介もある。

ロンドンから世界各地に延びる路線先の都市が出てきたり、機長の家族の話があったりで、内容は多岐にわたるけれど、気持ちを温かくさせてくれる、特に飛行機が好きな読者にお勧めの本だと思う。
ぜひ森ぶらりんさんには読んでもらいたいと思った。

蛇足だが、訳者は防衛大学出で航空自衛隊に10年ほど勤務し、職種は管制官だったというのが異色。
私も昔勤務していた職場の同じ建物に、管制官が何十人?も勤務し、仕事で彼らと接していたから、この女性の元管制官には訳なく親近感を持った。

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「総理」は、昨日の記事で紹介した「ブラックボックス」の著者をレイプしたとして逮捕寸前まで行った加害者とされた人物の著書。
早速図書館から借りて来て読み出したが、色眼鏡で読むせいか白々しく感じる。

「殺人犯はそこにいる」は、「ブラックボックス」の文中で紹介されているが、伊藤詩織氏が記者会見を開く際にあれこれ相談をしアドバイスをもらったという清水潔氏の著書。

清水氏は日本テレビの記者だが、栃木と群馬の県境で5名もの幼女が誘拐殺害され、その一つ「足利事件」の犯人として刑に服していた菅家利和さんはえん罪ではないかと、清水氏の鋭い洞察力と根気強い調査の結果が書かれていて、そこには強い説得力があると感じる。

まだ三分の一も読んでいないけれど、解決済みとされる事件の再調査は、警察(国家)権力に敵対する行為だろうから、よほどの覚悟が必要だったと思う。
その意味で国家権力に取り入ろうとする「総理」の著者とは対極をなす、気骨ある確固たる信念の人だと思う。このような記者がいることに感銘すら覚える。

書名の「殺人犯はそこにいる」とは、菅家さんが無罪となり、結局5名もの幼女が殺害されているのに犯人が捕まらず、6人目の幼女を狙う者(野放しにされた殺人者)が我々の近くにいるかも知れないという意味らしい。

いたたまれない事件がテーマだが、著者の人柄なのか、文章にユーモアが感じられ、「ブラックボックス」とセットでお勧めしたい。


by tarumae-yama | 2017-12-03 07:08 | 日々の出来事 | Comments(0)

「ブラックボックス」他

山の記事が毎日続いていることに自分自身辟易しているところがある。
たまには話題を変え、この2週間で読んだ本を紹介したい。

「ブラックボックス」は、20代の女性ジャーナリストが、2015年の4月、就職の相談をした将来上司になるかも知れないTV局のワシントン支局長からレイプされるというショッキングな内容。

ホテルに連れ込まれた状況やその後の行動、精神状態などが生々しく書かれているものの、被害に遭った時の対処方法やジャーナリストらしく外国の性被害者対応なども取材紹介している。

抑制された文章が逆に説得力を持ち、構成の良さと相まって、内容が内容だけに、ぐいぐいと引き込まれ一気に読んだ。

もちろん、被害者の立場からの記述で、支局長は不起訴処分になったことから、彼女の主張を100%鵜呑みするのは一方的すぎるかも知れないとは思う。

だが、性被害を受けた結婚前の著者が、実名と顔を出し家族や知人達から猛反対を受けながらも社会にいろいろな問題を提起した、勇気ある女性の苦しみの一冊だと思う。

それなのに、この本を出したことと記者会見をしたことで、色々と彼女に中傷誹謗騒動が起こったのはどうしたことだろう。

一説に、加害者とされた支局長は、「総理」という本を昨年出版し、それだけ安倍首相やその側近に近く、彼女の行動が政権批判と結びつけられたがためと。

ともあれ、色々考えさせられた「ブラックボックス」だった。

他の2冊についての感想は後日。
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by tarumae-yama | 2017-12-02 07:52 | 日々の出来事 | Comments(0)

Yさんのエクストレイル

昨日のブログで、池田町からYさんがはるばる千歳まで登山にやってきたと書いた。
実際、昨日は伊達紋別岳、今日は紋別岳に登った。

だが、本当の目的は千歳でエクストレイルの新車を受け取ることにあった。
それがため予定していた連休だったのだが、例の日産の検査員問題で納車が遅れ、仕方なく(?)山に登ったというのが実態。

なぜ池田でなく千歳なのかというと、地元のディーラーより、千歳の営業マンが安く見積を出したから。
その営業マンとは私が車を買ったとき担当したFさんで、彼を山友のYさんに紹介したのだった。

結局、車の受け取りは3日後の25日になるらしい。
またYさんは、その日池田からはるばる千歳までやってきて、私たちと山に登り、下山後車を受領しその日のうちに池田に戻るそうだ。

そんな強行軍の出来る体力が羨ましい!
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Yさんが購入した新型エクストレイル。この後ディーラーオプション等の取り付けがあるらしい。受け取りが待ち遠しいYさんを入れて
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赤いエクストレイルの右に16年間で21万キロを超えるYさんのエクストレイル。愛着があってもさすがにもう寿命らしい。男性は営業マンのFさん


by tarumae-yama | 2017-11-22 14:55 | 日々の出来事 | Comments(0)

キャラバンの登山靴

前にも書いたことだが、今私の登山靴は、C1_02SからGK10ケプラーまで5足全てキャラバン社製である。

キャラバンのHPによると、C1_02Sは「登山入門者が使いやすいように設計された、キャラバンシューズの代表的なモデルです。」とある。
そして、GK10ケプラーは「上級者向けの高機能を追求した、GKシリーズ史上最上位クラスのモデルです。」と謳っている。
外に、最近買ったGK8XとGK83に底がすり減ってしまったGK81Mを持っている。
どの靴もソールの張り替えは可能で、キャラバン社製のソールもヴィブラム社製のそれも料金は同一で13000円に消費税。もしラウンドテープも交換なら3000円に消費税が追加される。
ヴィブラムソールの方がキャラバンソールより高額とのことだが、大部分は工賃が占めるので、ソールそのものはそれぞれ仕入れ価格が違っていても、同一料金としているそうだ。

送料については、キャラバンに送る分は自分持ちで、キャラバンから送られてくる分は無料、張り替え料金は代引きだが手数料も無料とのこと。

GK8XとGK83は、最近の日本人の足形に合わせスリムに作ってあるそうで、右足小指の付け根辺りが当たることについては、使っているうちに多少は広がるけれど、それを避けたいのなら次回購入時はワンサイズ大きめを選ぶのが良いと。

C1_02Sについては、今まで通り幅広に作っているから、従来のサイズで大丈夫。
(私の)山行形態から、GK8X、GK83、GK81Mの中からなら、まだ幅広に作っているGK81Mが最適だろうと。

(定価の35%引きで購入できるため)ソールの張り替え料+送料を考えると、GK81Mまでは張り替えずに新規購入した方が安く上がる。
GK80とGK10ケプラーについては張り替えた方が安くつくけれど、靴全体の痛み具合なども勘案した方が良いかも。

GK10ケプラーについては、アイゼン装着を前提に作っているためスリムにしている、材質的に広がることは殆ど期待できないので、送ってくれれば指の当たっているところを中心に用具を使って広げることが可能と。
無料だそうだ。
ただ、幅出し処置は靴の内側より外側に向けて圧力を加えるため、靴内部の「ゴアテックスフィルム」に損傷が出ることがあり、当該部分の防水性が著しく低下する場合があると。

以上、備忘録として記した。

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私のGK10ケプラー。小指の当たっているところを広げてもらうため、キャラバンに送る直前に撮影


by tarumae-yama | 2017-10-11 07:12 | 日々の出来事 | Comments(2)

ちょっとだけ自慢

「エキサイト」でブログを開設していて、「登山」と「北海道」という二つのジャンルに投稿している。

その「登山」の部には10月8日現在、1110名が登録しているようだが、実態として毎日の投稿数は450名程度だろうか。
これから夏山シーズンが終盤を迎えると、投稿数はもっと減少してくると思われる。

そんな中で、「登山」の部の1位と2位は、ずっと長い間同じ人で固定されているというか不動だった。
ただ、不思議なのは、1位の人は登山とは何の関係もないプラモデルの話題ばかり提供しているし、2位の方も野鳥が多く登山の投稿は少ないようだ。
その中で、全国的にはマイナーな支笏湖周辺の山ばかり報告している私の記事が、ベストテンに入っているのは出来すぎと思いつつちょっぴり鼻が高い。

それが、今日2位になっていて驚いた。
まあこの1週間、恵庭岳の遭難に関する記事に驚くほどのアクセスがあったから2位まで上がったのだろう。
さすがにこの2,3日、アクセス数が落ち着いてきたので、明日にもこの2位から転落するのは間違いないと思われる。

「ちょっとだけ自慢」とタイトルにしたけれど、登山者の死亡事故を記事にしたためだから、ちょっと複雑な心境ではある。
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10月7日現在のブログランキングより掲載。画像の上でクリックすると大きくなります

by tarumae-yama | 2017-10-08 15:54 | 日々の出来事 | Comments(0)

黒岳からの紅葉、2017.9.10

大雪山の紅葉が、例年より早く今見頃を迎えているらしい。
樽前山や楓沢を一緒したことのあるピータンままさんも、予定を1週間早め急遽大雪山に向かったそうだ。

そして、ラインで黒岳からの感動的な紅葉の写真を送ってくれた。
それを見てと言う訳でもないのだが、私たちも伊達紋別岳の予定を変更し、今日この記事をアップ次第層雲峡に向かおうと思う。
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中央に黒岳の石室が見える。2017年9月10日、ピータンままさんの撮影。写真の上でクリックすると大きくなります

by tarumae-yama | 2017-09-11 01:07 | 日々の出来事 | Comments(0)

キャラバンGK83の初履き

7月にSさんと一緒にキャラバンの登山靴GK83を購入したと記事にした。↓


まだSさんはGK83に足を入れていないようだが、私は先日の恵庭岳で初めて履いた。

その第1印象だが、ずっと同じ3Eの登山靴を購入しているのに、窮屈になったと感じた。
実際、外観からもはっきりとスリムになっていることが分かる。

どうやら、キャラバンは3Eといえども近年意識的に細めているらしい(それでも3Eと表示できる?)。
これは、日本人の足形が幅広甲高から変わってきたということなのか。

2年前に購入したコバ付きのGK10ケプラーも3Eタイプだが、それを初めて履いた時も狭くなったと感じたものだ。↓


だからGK10と同様、GK83も右足小指の付け根辺りが少し当たる。

まあ、恵庭岳の下りでも痛みを感じるほどではなかったし、アッパーの材質は合成皮革だから、GK10ケプラーと違い、多分使っているうちに多少は広がって来るのではないかと期待している。

そのほかに、歩き出した途端ソール(靴底)も堅いと感じた。
ハードな山で使っているGK80と同じヴィブラム®TSAVO(Trek)を使用しているけれど、そのGK80より足底が堅いという印象を持った。
だがこれは、普段初級者用の登山靴を履いているためで、GK80より堅いというのは気のせいかも知れない。

1回履いただけで評価するのはどうかと思うけれど、やはりキャラバンの夏用の登山靴としては、フラッグシップモデルであるGK80が、私の足には一番しっくり来る。

もちろん、GK83が決して悪いわけではない。
足にフィットさえすれば、GK80より軽いしきっと満足出来る登山靴なのだろうとは思う。
造りは良さそうだし、防水性も上のクラスのGK81Mと同等のようだから。
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GK83と奥に恵庭岳
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鵜?
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支笏湖の鵜?と樽前山(左)に風不死岳
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これから登る恵庭岳。何れも9月5日撮影



by tarumae-yama | 2017-09-07 07:47 | 日々の出来事 | Comments(0)

「神さまたちの遊ぶ庭」

昨日、図書館から借りてきた本が面白くて一気に読み終えた。
「羊と森の鋼」で2016年本屋大賞を受賞した宮下奈津氏の「神さまたちの遊ぶ庭」。
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2013年4月、福井市から宮下氏が家族とともにトムラウシに移住し、山村留学を1年間経験した日記風のエッセイ。

全校生徒15名の新得町立富村牛小中学校に転入した、中3、中1の兄弟と小4年長女の学校での出来事をメインに、トムラウシでの生活ぶりが母親の視点からユーモラスに描かれていて、時に笑い時には涙腺を緩めながら読んだ。

本の中では、もっとニヤリやホロッとさせられた記述があるのだが、私は子供達が通う小中学校の校歌について触れた日のことが気に入った。

ちょっと長くなるけれど、その日のことを書いてみる(これは著作権に触れるだろうか?)。

9月某日 仲間
ドライブの途中で、樹海小学校という学校を見つける。仲間だ、と直感する。実際に樹海の中にあるのだ。樹海小学校。うふふ、きっと仲間だ。
 
 山また山や大雪の
 ひるなお暗き密林に

富村牛小中学校の校歌の冒頭である。「山また山」はまだしも、「昼なお暗き」といわれてしまうと言葉が詰まる。まして「密林」とまでいわれた日には。
そうだ、二番の歌詞には樹海も出てくる。

 果てなく続く樹の海に
 小鳥や鹿を友として
 われらは強く育ちたり

「小鳥や鹿を友として」も忘れがたい。きっと、樹海小学校の校歌もすてきなんだろう。

以上、「9月某日 仲間」の全文を掲載した。
それで興味を持った私は、ネットから富村牛小中学校のホームページに飛んでみた。
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写真?の上でクリックすると読みやすくなります。

三番の「仰げば高き二ペソツの」はまだしも、四番の歌詞は全てがすごいと思った。
圧倒された。


by tarumae-yama | 2017-08-30 00:21 | 日々の出来事 | Comments(0)

「くるるの杜」、2017.8.25

大阪のKご夫妻と、共通の山友である札幌のSご夫妻の5名で北広島市にある「くるるの杜」で昼食を摂った。

Kご夫妻とは平成6年に利尻山で知り合ったと以前何度か記事にしたが、Sご夫妻(正確にはSさんと愛犬)とは平成12年に藻岩山で初めてお会いした。

当時、妻の母親が札幌市内の病院に入院していて、妻が病室で介助している間、私は藻岩山や三角山などで過ごしていた。

料理上手なS夫人には、Sさんと一緒に登った藻岩山下山後、一度ならずご自宅で昼食をご馳走になった。
今にして思えば、随分厚かましくて赤面する。

平成13年の4月に稚内に転勤になって間もなく、Sご夫妻は利尻山に登りに来た。
私の住む宿舎に泊まってもらい、翌日妻も含め4名で利尻山に登った。
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利尻山手前の三眺山にて。札幌のSご夫妻と。2001年6月30日撮影

今日は、実の妹のように接していただいたK夫人やS夫人から、妻の想い出話も出て涙腺が緩んでしまった。

昼食後は、札幌の娘さん宅で22日間の滞在を終え翌日大阪に戻るKご夫妻が、娘さんや友人へのお土産にしたいということで、幼友達の経営する果樹園へブルーベリー狩りに出かけた。
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上の5枚は「くるるの杜」にて
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上の2枚は、友人の経営する果樹園でブルーベリーを撮影。もう紅葉してきている。営業はこの週末までとのこと

by tarumae-yama | 2017-08-26 07:09 | 日々の出来事 | Comments(0)

ポッケさんのブログ

山友のポッケさんと5月30日、恵庭岳の頂上で偶然出会った。
それからほぼ3ヶ月が経った今日、そのときの記事がやっとアップされた。
6月の中旬に6日間休診するとブログで断っていたから、また海外旅行に出かけるのだろうとは思っていた。
だが、これだけ長期間ブログを更新しない訳はただ一つ、独り身のポッケさんは現地で好い娘を見つけ、帰国する気がなくなったのだろう、そう思っていた。

だが、幸か不幸かそんなこともなく、帰国してまじめに仕事をやっている(らしい)。
そんなポッケさんのブログは、とぼけた味(ごめんなさい)が面白くて大好きだ。
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恵庭岳頂上のポッケさん。2017年5月30日撮影


by tarumae-yama | 2017-08-25 23:38 | 日々の出来事 | Comments(2)