月山に一緒に登った後、翌日から8日間連続一人で登り、10月9日の草津白根山は妻がつきあってくれた。↓
もっとも、登山口から頂上まで1時間足らずだから散歩程度の山。 これで、日本100名山を一つクリアしたというのは気恥ずかしいものがある。 飯豊山を日帰りしたように、12時間以上もかかる山はさすがに体力のない妻も一緒という訳にはいかない。 私が一人で登っている間、妻は何をしているかといえば、基本的にはずっと車内で下山してくるのを待っている。 早朝のスタートなら、もう一度布団に潜り込んで眠るのだろうが、そうでなければ朝食後ボンネットに布団を広げて干したり、読書をしたり、手紙を書いたりして過ごしていたようだ。 読書に飽きたなら、車内で音楽を聴いたりTVを視たり、近くをぶらついたり。 たっぷりと時間があるときは、車を運転して名所旧跡などを観光すれば良いのだが、ペーバードライバー同然だから、とてもそのような気は起きなかっただろう。 私の下山予定時刻が近づくと、温泉と次の山に向け車中泊用の道の駅をどこにするか妻が調べておいてくれる。 そんなことの毎日だった。 私には好きな事をやっているという満足感があったけれど、つきあわされた妻は狭い車内でほぼ一月間、寝不足が重なって体力を削がれるものになったかも知れない。 そんな遠征を、春と秋に3年間続けた。 妻が亡くなったのは、それから6年後の事だが、この間の無理が影響したのではないかと、時々そんなことを思う。
by tarumae-yama
| 2018-06-22 08:09
| 日本100名山
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Comments(2)
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ぶたんた
at 2018-06-22 14:47
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素敵な思い出ですね
とても仲睦まじいご夫妻ですね 離別の私とは比較できないですが 今もいつも一緒に登られているのかな~と 勝手に想像しております
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tarumae-yama at 2018-06-23 09:20
ぶたんたさん
コメントを有り難うございます。 私は、妻には言葉にしたことはなかったものの、何時も感謝の気持ちは持っていたつもりです。 ですが、妻にすれば優しさや思いやりのない夫と思っていたかも知れません。 山へはいつでも(写真の)妻と一緒です。 でも、これが生身の妻であればと、寂しさを覚えますね。
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