「遺言 桶川ストーカー殺人事件の深層」他

昨年12月3日、「罪の声」というタイトルで記事をアップしたけれど、その中でテレビ局の記者である清水潔氏のことに触れた。
彼の「殺人犯はそこにいる」を読んで、他の著書も読んでみたいと強く思った。

それで先日借りて来たのがタイトルの本。
もう出版されて18年も経つし、女子大生がストーカーに殺されたのは当然それ以前の話だから、この事件を記憶している読者はどれほどいるだろうか。

それにしてもと思う、埼玉県警と上尾署の信じがたいほどでたらめな対応に。
出版時、週刊誌「FOCUS」の記者として全国の警察事情を知る清水氏はこの本で、3大悪県警として京都府警と埼玉県警に、北海道警察をあげていた。何とも情けない。

「罪の声」でも書いたが、国家権力に決然と立ち向かう清水氏の姿勢に、正義感と人間性が滲み出ていて涙が出るほどだ。
もちろん、自分の地位を賭けてまで清水氏を支えた上司の編集長も立派だと思う。

樽前山に登る前日に読み始め、深夜遅くまで読んだため殆ど徹夜状態の山行だったのに、帰宅した夕食後から再開し、またも夜中過ぎまでかかって読了した。

それほど清水氏のこの本にはグイグイ引き込まれた。
古い本だが、読者にはお節介でも是非手にして欲しいと思う。

清水氏の人間性、仕事に対する情熱や徹底さに畏怖の念すら抱くだろうと思う反面、浮き上がるマスコミの存在意義意識の希薄さや警察権力のでたらめとごまかしと非情さに、不安、恐怖等を感じ唖然とするのではと思う。
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先日、図書館から4冊借りて来た。今手をつけだしたのは評判の「BUTTER」


by tarumae-yama | 2018-01-08 11:09 | その他 | Comments(0)
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