昨日、図書館から借りてきた本が面白くて一気に読み終えた。
「羊と森の鋼」で2016年本屋大賞を受賞した宮下奈津氏の「神さまたちの遊ぶ庭」。 2013年4月、福井市から宮下氏が家族とともにトムラウシに移住し、山村留学を1年間経験した日記風のエッセイ。 全校生徒15名の新得町立富村牛小中学校に転入した、中3、中1の兄弟と小4年長女の学校での出来事をメインに、トムラウシでの生活ぶりが母親の視点からユーモラスに描かれていて、時に笑い時には涙腺を緩めながら読んだ。 本の中では、もっとニヤリやホロッとさせられた記述があるのだが、私は子供達が通う小中学校の校歌について触れた日のことが気に入った。 ちょっと長くなるけれど、その日のことを書いてみる(これは著作権に触れるだろうか?)。 9月某日 仲間 ドライブの途中で、樹海小学校という学校を見つける。仲間だ、と直感する。実際に樹海の中にあるのだ。樹海小学校。うふふ、きっと仲間だ。 山また山や大雪の ひるなお暗き密林に 富村牛小中学校の校歌の冒頭である。「山また山」はまだしも、「昼なお暗き」といわれてしまうと言葉が詰まる。まして「密林」とまでいわれた日には。 そうだ、二番の歌詞には樹海も出てくる。 果てなく続く樹の海に 小鳥や鹿を友として われらは強く育ちたり 「小鳥や鹿を友として」も忘れがたい。きっと、樹海小学校の校歌もすてきなんだろう。 以上、「9月某日 仲間」の全文を掲載した。 それで興味を持った私は、ネットから富村牛小中学校のホームページに飛んでみた。 三番の「仰げば高き二ペソツの」はまだしも、四番の歌詞は全てがすごいと思った。 圧倒された。
by tarumae-yama
| 2017-08-30 00:21
| 日々の出来事
|
Comments(0)
|
リンク
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
ライフログ
検索
タグ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||