白老岳のスリップ事故から1年

今日(実際は昨日)、近くのスーパーで小学校時代のクラスメイトに会った。
昨年秋まで同じ町内に住んでいたから、夫婦ともども付き合いが続いていた。
スーパーでの立ち話の中で、今日は弟の1周忌の法要だったと。

彼女の弟は、昨年3月10日、白老岳に単独で登っていて頂上近くからスリップ事故を起こして亡くなっている。
ラジオから「千歳の60代の男性が白老岳で・・・・」と流れ、それを聞いた山友の何人かはてっきり私と勘違いしたらしい。

翌日、その白老岳に10名のパーティで登り、私も頂上直下から10mほどスリップしたから、運とタイミングが悪ければ遭難者が私でもおかしくなかった。

恥を忍んで書けば、他にも山で大怪我やまかり間違えば死んだかも知れないトラブルに遭っている。

記憶に残る最初は、1998年7月4日、日本100名山の早池峰山を下山中、飛び降りた木橋が少しだけ傾斜していた上に濡れていたため、スリップしてそのまま橋の下に落ちた。
幸いにも、水が流れていなかった上にザックから落ちたので無傷で済んだ。

2012年8月7日、シュナイダーコースから石狩岳と音更山に単独で登り、小雨の中を下山中に細尾根上の濡れた木の根で滑り、そのまま右側の深い沢に転落した。
この時は2,3回転したのか、やはりザックから立木にぶつかって止まった。
高度差にして250mは傾斜が緩くならないから、そこまで落ちたなら多分死んだか、死なないまでも大怪我をして尾根に上がれず、発見されないまま結局死んだろうと思う。
この事故は、ポールを1本折っただけでやはり無傷だった。
これは奇蹟的なことだと今でも思っている。

このことは記事にしているけれど、妻もブログを見ているから心配をかけると思い、本当のことは書けなかった。

ひどい道迷いもやっている。
2005年8月8日、野塚岳を下山中に道迷いから一晩ビバークを経験した。
この時は、道迷いと気づきながらそのまま下山を続け、崖で進路を阻まれた。
傾斜のきつい中、根曲がり竹をかき分け日没前に尾根まで上がった時は疲労困憊で、途中このまま死んでも良いと思うほど辛かった。

GPSを持っていながら地形図と測地系を統一させていなかったため、混乱して迷走したせいだった。
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2012年8月7日、石狩岳頂上で撮影



by tarumae-yama | 2017-03-05 00:36 | 登山 | Comments(4)
Commented by allion726 at 2017-03-05 10:29
こんにちは。
色々なご経験をされて今のtarumae-yamaさんなのですね。
私もここ暫く怪我が続き…決してふざけているつもりはないですが、尻ボーで3回怪我をしてからは流石に尻ボーを封印しましたが^_^;
骨折してからは、自分も辛いですが、ご同行頂いた方や家族、救助の方々、沢山の方に迷惑を掛けてしまうことを痛感致しまして、私は山に向いていないのではないか、身の丈に合っていないのではないかと悩みました。それでも山は好きです。辛い経験をこれからいかして、tarumae-yamaさんのようなベテランさんに少しでも近づけたらと思います。どうぞこれからも宜しくお願い致します(*^^*)
Commented by i-tomo at 2017-03-05 11:14 x
tarumae-yamaさんこんにちは!
いつもお誘いいただいてありがとうございます。
今回はまだスノーシューの修理が出来ていないのと、仕事が忙しくレンタルも行けない状況でした。
また機会があればよろしくお願いします。
今までの危険な話し、興味深く見せていただきました。
僕も何度か危険な状況はありましたが、山に行く事自体が危険リスクを伴うので、ある程度は仕方ないかなと思います。
滑ったり転んだりはいつ起こるか分かりませんので、早さも大切ですが安全が第一だと思っています。
今一度気を引き締めて行こうと思いました。
Commented by tarumae-yama at 2017-03-05 22:40
ぴーちゃんさん
コメントを有り難うございます。

慎重さに欠ける性格のためもっと失敗談はあります。
今までは悪運があったのでしょうね。

尻ボーで3回も怪我をしたなら、さすがに4回目は呆れられるかも知れませんね。
楽しいでしょうから、封印は残念ですね。

私は登山歴こそ短くはないですが、ベテランと言われるとこそばゆいです。
それに支笏湖周辺の山限定です。

またご一緒出来る機会が近いことを楽しみにしています。
Commented by tarumae-yama at 2017-03-05 22:46
i-tomoさん
コメントを有り難うございます。
強風予想に漁岳を諦め、結局有珠山に登ってきました。
スノーシュー、お貸しすることが出来たのでご一緒出来ず残念でした。

i-tomoさんも数多く登っているので、危険な目に遭うことも1,2度では済まなかったかも知れませんね。
私はピークハンターなので、どうしても無理をしがちです。
でも、そろそろそんな拘りは捨てるべきかも知れません。

付いていくのは大変ですが、またご一緒する機会があればと願っています。
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