樽前山、12月25日

大雪の後の樽前山だから、もしトレースがなければヒュッテまでの6.5kmをラッセルする自信はない。
現地に行って、踏み跡がなければ紋別岳か幌平山に転進するつもりだった。

M夫妻と7時半に合流した時、駐車帯には我々以外の車はなかったものの、幸運にも前日のトレースがゲートから先へ伸びていた。

それで予定通り樽前山に決定し、アイゼンをザックにスノーシューを履いてスタート。
7合目のヒュッテ近くまでは風もなく、青空が広がって汗ばむ程だった。

ヒュッテから先は、お花畑コースで932m峰に向かうか、展望台を経由するか、或いはトイレの横から直接東山の急な北東斜面を登るかは雪の状態次第と考えていた。
と言うより、前日のトレース次第(^^;)

そのトレースは、駐車場から展望台へと伸びていたので、我々もそれを忠実に使わせてもらうことに決めた。
そうと決めたものの、残念ながらトレースは展望台までだった。

その先は、しばらく夏道の上をラッセルで登った。
スノーシューは思いの外沈まず、吹き溜まりも予想外に小さく少なかったけれど、積雪量が多いために進路を枝が塞いで煩わしい。
たまらず、右にコースを変えて林の中から抜けた。
途端に強風に曝された。

そこから吹きさらしの夏道を進み、途中から急な東斜面にジグを切りながら、時には風の息を見なが腰を落として立ち止まったり進んだり。

斜面の状態は最中状態だからアイゼンに換装しないで正解だったと思うものの、スノーシューのクランポンでは心許なく、とにかくスリップしないよう同行者に声をかけながら頂上へ。

夏なら、この雪の下ではタルマエソウやコマクサの群落が見られるのだがなどと思いつつ、案外順調に頂上に立つことが出来た。

山行記録
ゲート前07:58→5合目ゲート09:03~09:07→ヒュッテ09:53~10:00→東山頂上11:30~11:36→ヒュッテ12:33~13:25(昼食)→5合目ゲート14:03→ゲート前15:02

今回、枚数が多いけれど、写真の上でクリックして大きなサイズでご覧いただければ嬉しい。
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ゲート前、晴天に笑顔が出る
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ポールの跡から、どうやら前日に二人組が樽前山に向かったようだ
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5合目のゲート前でしばし休憩
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トレースがあったお陰で楽をさせてもらった林道歩き
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ヒュッテ前からM夫妻を撮る。バックに支笏湖が僅かに見える
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入山届に記入し
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7合目の駐車場を進む同行者。バックに風不死岳。頂上部の樹氷が綺麗
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展望台まで来たところで、前日の登山者は引き返したらしく、トレースはなくなっていた
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風紋と東山の斜面。高山植物はすっかり雪の下になってしまった
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バックに風不死岳、右端に支笏湖
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樹林帯から外れた途端、強風の洗礼を浴びる
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強風に地面の雪が吹き飛ばされている。正面に霧氷が陽を浴びてキラキラととてもきれい
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強風のため、地面の雪がつぶてのように顔面を襲い、きつそうな表情の同行者
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まるでブリザード
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斜面のきつさは写真では分かりにくいけれど、アイゼンと違い真っ直ぐ登るのはスノーシューでは難しいからジグを切りながら
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東山の頂上標識が見えてきた
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真っ白な溶岩ドームと左に西山
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先着していたM夫妻は前方のケルンで強風を避けていたが、我々の到着に合わせて戻って来た
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頂上で記念写真を撮ってすぐに下山開始。帰りは真っ直ぐヒュッテへ
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右下にヒュッテと雪に覆われた駐車場が見える。ヒュッテから伸びる林道も
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最中状態の斜面は、速度を上げられず下りも気を使う
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ダイナミックな風紋を前景に風不死岳
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夏道の柵と奥にキラキラと輝く霧氷
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冷え切った身体はヒュッテのコークスストーブの暖かさで生き返った。管理人の鈴木さんと一緒に記念撮影。管理人さんからコーヒーを振る舞ってもらい、お返しに甘酒を
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枝に雪が載った松が良い雰囲気
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ゲートは目前で無事下山。左のトレースは我々の後からテレマークスキーで登って来た夫婦?のもの
by tarumae-yama | 2016-12-27 07:03 | 樽前山 | Comments(2)
Commented by J at 2016-12-28 07:50 x
おはようございます!
きらきらと樹氷景色が綺麗です~
吹きっさらしの冬樽前山では全身鹿革で覆いたくなりそうですね(笑)
Commented by tarumae-yama at 2016-12-28 11:03
Jさん
コメントを有り難うございます。
雪煙を顔に浴びて中々厳しい樽前山でしたが、青空に励まされました。登頂出来て良かったです。

樽前山を鹿革で覆うという発想が面白いですね。
今回尻皮を同行者に貸しましたが、軽くて腰が温かいと好評でした。
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