16日の恵庭岳登山者の行方不明について Ⅳ

行方不明者の捜索目的で、隊長Oさんと恵庭岳に登ってきた。
可能性が高いと思われる涸滝周辺と第1見晴台の崖下を主に捜したけれど、全く手がかりを得ることが出来なかった。

せめてポールが見つかればその周辺で発見の可能性が高いと思っていたのだが、捜索隊のものと思われる足跡を何ヶ所かで見ただけだった。

正直、涸滝周辺は沢まで滑落しているならともかく、途中の木で止まっているなら見つけるのはとても困難だと感じた。
フキやイタドリ、笹、シダ類の葉が繁茂している状況なので、持参した双眼鏡も殆ど宝の持ち腐れ状態。

そもそも斜面が急だから、私には事故を起こさぬよう気を引き締めつつ周囲を見渡すので精一杯だった。
そんな厳しい場所で捜索隊は必死に捜したのだろうと思う。
降雨の中での捜索は、自分がスリップしないようにするだけでも大変だったろう。
そんな急斜面で足跡を見つけると、知らず知らず頭が下がった。

本州の山岳会に所属していて捜索活動を経験している隊長Oさんは、23日にも単独で捜索しているのだが、家族などの心情に思いが行くのか、また捜しに登ると言う。
だが、私にはギリギリの状況だったので、私が滑落して関係者に迷惑をかける可能性を考えれば、私もまた一緒に行きますとは言えないと思った。

捜している時にいろいろな花や実を見たけれど、さすがにカメラを向ける気にはなれず、必死に捜す隊長Oさんの後ろ姿を何枚か撮影しただけだった。
だが、写真では傾斜のきつさなど状況の厳しさはとても肉眼のようには行かない。
カメラも普段登山で使うデジ一ではなく、防水タイプのコンデジだから写りも悪い。

写真の上でクリックすると大きくなります。

f0138096_16123031.jpg

登山ポストにお願いの張り紙があった
f0138096_16123941.jpg

左端に迂回路があるのだが、我々は真っ直ぐ沢に向かった
f0138096_16124741.jpg

涸滝に入り、隊長Oさんが用意してくれたベルトなどを装着した。前方にロープが見える。隊長Oさんが捜した土曜日にはなかったそうだから、多分日曜日に捜索に入った関係者が取り付けたのだろう。残置している所を見るとこれからも捜索に入ると言う事か
f0138096_16125574.jpg

隊長Oさんの装備。ヘルメットに足場を切るためだというアイスアックスなど
f0138096_1613412.jpg

f0138096_16131260.jpg

左端に涸滝、左岸に2本目のロープが残置されていた
f0138096_16131939.jpg

f0138096_16132882.jpg

カラビナで安全を確保しながら、急斜面をトラバース
f0138096_16134070.jpg

f0138096_16134818.jpg

上2枚、緊張の崖上り
f0138096_16135755.jpg

f0138096_1614554.jpg

苔が美しいのだが、楽しむような余裕はない
f0138096_16141496.jpg

小沢を渡るとそこは迂回路、丁度外人のペアが迂回路を登っている
f0138096_161422100.jpg

3年前の事故直後のように、いたる所に道迷い防止のトラロープやテープが設置されている
f0138096_16143194.jpg

下山時良く間違えるという迂回路の入り口にもロープが張られている
f0138096_16143930.jpg

第1見晴台の下を捜す隊長Oさん
f0138096_16144614.jpg

同上
f0138096_16145469.jpg

崖を下りる隊長Oさん。私のためにロープを掛けると言ったのだが、私もなしで下降
f0138096_1615669.jpg

GPSの軌跡。涸滝の周辺と第1見晴台の下を歩いた事が分かる。写真は何れも7月26日撮影
by tarumae-yama | 2016-07-26 16:47 | 登山 | Comments(8)
Commented by 120oh at 2016-07-27 07:21
tarumae-yama さん お早う御座います。
昨日はお疲れさませした。
いろいろ思い起こしてましたが、
4合目附近の迂回路の屈曲点から真直ぐ降りて、最初に横移動を始めた所にあった、人が降りたような表土のずれが気になってます。
捜索隊は4合目から6合目まで面的捜索をしておりいたる所に捜索隊員の足跡がありました。
4合目附近の迂回路から下、涸滝の沢から沢の分流が迂回路につながる平坦地の間は面的な捜索はしていないようですので、捜索隊員の足跡とは考えにくいのです。
また、急斜面では鹿は爪を立てて歩きますので、鹿道は耕した様になりますので、鹿とも違います。
あそこを降りたとすると涸滝のF5附近の右岸壁附近に来ると思います。(写真最初の滝がF2、左岸のロープで高巻きした2段の滝がF3、滝心の崖を登った写真の滝がF4、写真はないですが、左岸を高巻きした次の滝をF5と数えてます。Fはフォールの略)
しはらくは行けませんがあそこをもう少し降って探して見ようと思ってます。

Commented by tarumae-yama at 2016-07-27 17:14
隊長Oさん
コメントを有り難うございます。
昨日は、いろいろお世話になりました。
まだ大雪山の疲れがかなり残っていたようで、足が重くてペースが上がらずご迷惑もおかけしました。

手がかりが見つからず残念でしたが、ブログを見ていたのか、行方不明者のお友達の出迎えには驚きましたね。
捜索隊の関係者も、隊長Oさんのコメントを読んでご指摘の場所を捜してくれるなら有り難いですね。
もし、私のブログを見ていればの話ですが。

多分、当日は60名位の登山者がいたでしょうから、もう少し具体的な目撃情報が得られればと思います。

次回、大雨の後だと思いますが、くれぐれもお気を付けて下さい。
Commented at 2016-07-27 19:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2016-07-27 21:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2016-07-28 06:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tarumae-yama at 2016-07-28 17:21
鍵コメさん
コメントを有り難うございます。
願いどおりにはなかなか行きませんが、少しでもお力になることが出来ればと思います。
Commented by tarumae-yama at 2016-07-28 17:26
鍵コメさん
コメントを有り難うございます。
一日も早く発見できると良いですね。
今は救助隊の方の努力に期待したいです。

隊長Oさんにはお伝えしています。
Commented by tarumae-yama at 2016-07-28 17:34
鍵コメさん
コメントを有り難うございます。
ひょっとしてと思いましたが、お会い出来て嬉しかったです。

警察の話は隊長Oさんも了解してくれると思いますが、多分動いてくれないのではと想像しています。

お互いに健康な日々を送りたいですね。
私はもう十分という気もあるのですが、鍵コメさんにはご家族のためにも何時までもお元気でいて欲しいです。
名前
URL
削除用パスワード
<< 緑岳と白雲岳、7月24日-そ... 緑岳と白雲岳、7月24日-その2- >>