6月26日、境山-上富良野岳~境山~上ホロカメットク山避難小山編-

上富良野岳からまずは境山の手前にある1850mピークを目指して下って行った。
これから先は雪渓やハイマツの薄いところを繋ぎ、いかに体力と時間をセーブ出来るかが登頂のカギを握っている。

上富良野岳から下りだした直後は花畑が広がり天国だったが、最初のハイマツ漕ぎで早くも左足太もも部分に攣りそうな違和感が出た。
その時点で登頂は無理かも知れないと覚悟したが、せめて1850mピークの北側にある池と周りに広がるお花畑だけでも見たいと思った。

結果的に、アミノバイタルとツムラ68を飲んだのが効いたのか、痛みは治まらなかったものの最後まで攣ることはなかった。

しかし、ハイマツ漕ぎでは枝の上でバランスを崩して何度転んだか数え切れない程、これが大変なストレスになった。
枝でメガネを飛ばされ、0.03と言う自慢の裸眼では見つけることが出来ず、予備のメガネを出す前に同行者に見つけてもらったこともあった。

それでも、境山までの行きは案外順調だったと思う。
境山から見ると、戻りは雪渓を繋ぎ上ホロカメットク山の避難小屋を経由する方が楽そうに見え、実際そのコースを選んだのだが、背丈を超えるハイマツに跳ね返され右往左往して、ようやく小屋に繋がる最後の雪渓に出たときは心底ホッとしたし、これで無事に帰宅出来ると思った。

上富良野岳から境山まで行き、避難小屋に到着するまで休憩を含めて5時間ほど、その内ハイマツ漕ぎはせいぜい1時間半位だったろう。それが数時間にも感じた。

ハイマツの枝渡りは、先行者にピッタリつくことで後ろの者は随分と楽が出来る。その分先頭は枝を持ち上げたり下げたり、または分けたりで腕力と脚力を駆使して大変な労働、だから途中で交代しながら進んだ。

そんな状況だったから、私だけなら最初のハイマツ漕ぎで断念したと思う。それだけに同行者にいくら感謝してもし足りない。

と同時に、この山を単独でやり遂げた富良野のAさんの不屈の闘志は本当に凄い!と心から思う。

写真の上でクリックすると大きくなります。
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正面の上富良野岳を下りた直後はエゾノツガザクラやチングルマのお花畑
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最初のハイマツ漕ぎを終えると雪解け水が流れる小さな沢地形、そこに咲くエゾノリュウキンカ
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何度目のハイマツ漕ぎになるのか、先頭を行くミューラーさん。右に1850mピーク
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1850mピークの頂上近くから。左に十勝岳、右にトムラウシ山が見える。中央の雪渓と右端の池は帰りに歩いた
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中央に上富良野岳、そこからここまで1時間少々
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左端に上ホロカメットク山、中央右に十勝岳、コル部分に避難小屋が見える?
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1850mピーク付近からの眺望
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1850mピークで写真撮影中のミューラーさん。左に富良野岳が見える
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1850mピークから正面の境山に向かうミューラーさん
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雪渓を使って正面の境山へ
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岩石の歩きは気を遣うがハイマツ漕ぎよりよほど楽。境山は目前
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境山の頂上からの眺望
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同上
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富良野岳をバックに境山頂上の私。ミューラーさんの撮影
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境山頂上の先から、頂上で休むミューラーさんと左に富良野岳
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同じ場所からキバナシャクナゲを入れて
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境山から下山するミューラーさん
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境山頂上直下のイワウメ
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十勝岳が映る池の横を歩く同行者
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チングルマのお花畑
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エゾコザクラが咲き乱れるお花畑
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同上。圧巻の広がり
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雪渓を下り、左端に伸びる雪渓を目指す
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最後のハイマツ漕ぎを終え、避難小屋に続くこれも最後の雪渓歩き。小屋が見える
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小屋でお話しをしたペアの登山者とミューラーさん。お二人は新冠町の消防士。上ホロカメットク山から十勝岳をピストンとのこと
by tarumae-yama | 2012-06-28 15:48 | 登山 | Comments(8)
Commented by nak_nob at 2012-06-28 16:28
天気に恵まれて良かったですね。
道無き道を行くのは冬だけかな・・・
今週末富良野岳に行って来ようかと思ってます。
tarumae-yamaさんたちが歩いた軌跡が見れればいいな。
Commented by H原 at 2012-06-28 18:07 x
境山、初登頂おめでとうございます。過激な行程の文章を読んでいるだけでこっちまで疲れてしまいました、それに見合う以上の達成感だったことでしょう数々の写真から伝わってきます。お疲れ様でした。
Commented by スズ at 2012-06-28 20:47 x
こういうハイマツとかの辛い状況ってなかなか写真に写らないですよね。
写真を見ているだけでは別になんてことはなさそうですが、
実際に歩くともう大変...お察しします(^^;。

時にどこかのホームページで上ホロ小屋の扉がロックできなくなってるとの情報をキャッチしましたが、
知っていればどんな感じか教えてください。
Commented by tarumae-yama at 2012-06-28 22:31
nak_nobさん
天気と眺望には本当に恵まれました。
大雪方面の山もよくみえました。

富良野岳、今花のピークに近いかも知れません。
随分撮ったつもりでしたが、クワガタやハクサンチドリ等々撮らず終いの花も多かったです。
天気に恵まれると良いですね。
Commented by tarumae-yama at 2012-06-28 22:38
H原さん
有難うございます。
ヘロヘロになるほど限度一杯でしたから、確かに達成感はありました。
それにしても、仕事の都合がつけば一緒して初登頂の山からの眺望やお花畑の素晴らしさを共有したかったです。
シマエナガさんも一緒だったら最高だったと思います。
それがかなわずで残念でした。
Commented by tarumae-yama at 2012-06-28 22:43
スズさん
ハイマツ漕ぎの最中は必死なので写真どころではありませんね。
撮ろうという気も起きませんが、そんな必死の時の写真が撮れたらとは思います。

小屋のロックの件、私は小屋には近づきませんでしたが、ミューラーさんは中を見たらしいので今度聞いておきます。
Commented by aki at 2012-10-15 23:25 x
凄い凄いーー\(^o^)/
そうそう、確か三段山の記事にも境山が・・・みたいな事が書かれてたかと?
(記憶違いでしたら失礼しました)
それで境山って行けるのだろうか?
でも確か登山本には載ってなかったような?とは思ってたのです。
先ほどダンナも一緒に見て感動してました~♪
境山から見ると三峰山や富良野岳、十勝岳はこんな風に見えるのですねー!
池もあって花畑もあって♪
まさに十勝連峰の端の端に(でいいのかな?)こんな風に花園が広がり、人知れずひっそり咲いてるのですねー♪
お天気も最高でしたね(^_^)v

ここはとてもとても行けそうにはありませんが
ハイマツ漕ぎの秘訣等、いざという時の勉強になりました。
眼鏡、見つかってよかったですね。
ダンナも目が悪いので、万が一の為に予備の眼鏡、持ちあるかなきゃと思いました(^_^;)
Commented by tarumae-yama at 2012-10-16 09:24
akiさん
前富良野岳に登ったときの記事で境山に触れた気がします。
登山道がないので残雪期に登る事になりますが、除雪や花の開花など登るタイミングが難しいでしょうね。
(Aさんは一寸早くてキバナシャクナゲやヤチブキくらいなものだったようですが、我々は雪解けが進んだ分ハイマツ漕ぎで大変でした。その代わり花が一杯でした。)

ご主人の視力が悪いなら、予備のメガネを持っていた方が断然安心です。
藪漕ぎ以外にも雪穴に落ちる、転倒する等でメガネを落としたり壊したりする可能性がありますので。
雨滴がついたレンズを拭こうとしてフレームから外れたこともあります。

ハイマツ漕ぎの経験を積んでぜひ境山に挑戦してみて下さい。
報告を楽しみにしています。
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